コーヒー農園は男性中心の現場というイメージを持たれがちですが、実際は収穫をはじめ、多くの工程において女性たちが重要な役割を担っています。一方で、生産地では子宮頸がんなど女性特有の病気に対し、十分な医療や健診を受けにくいという課題があります。

 

小川珈琲では毎年3月を「Grounds for Health月間」とし、今年は3月8日の国際女性デーのテーマ「Give To Gain」のもと、ジェンダー平等に向けたポジティブな循環を生み出すことを目指したキャンペーンを実施しました。私はそのデザイン制作に携わらせていただきました。国際女性デーは、イタリアでは「ミモザの日」として親しまれており、日本でも少しずつ認知が広がっています。SNSキャンペーンや販促物では、ミモザの日を想起させる黄色いモチーフを取り入れ、明るく前向きな印象を大切にしました。十数年前に初めてPOP制作に関わった際、写真から伝わる現地女性たちのいきいきとした表情が強く印象に残っており、今回は改めてこの活動の意義を深く考える機会となりました。

 

私自身も妊娠・出産を経験する中で、女性特有の不調や疾患が、日常生活に大きな影響を及ぼすことを実感しました。「健康」は個人だけで抱え込むものではなく、社会全体で支え合っていく必要があると改めて感じています。

コーヒーを通じて、女性の健康と未来を支える取り組みを続けていくこと。それが、生産国の女性たちをはじめ、性別や年齢を問わず、すべての人がより健やかで豊かに暮らせる社会につながる一助となれば幸いです。

 

(総合開発部 デザイン開発課 S.TANIZAWA)

INFORMATION

2026年3月Grounds for Health月間

2026年3月1日(日)から3月31日(火)まで「Grounds for Health月間」キャンペーンを開催しました。
小川珈琲では、コーヒー生産国の女性たちがより健やかに暮らし、活躍できる社会の実現を目指し、国際連合が制定する3月8日の「国際女性デー(ミモザの日)」にあわせ、毎年3月を「Grounds for Health月間」と定め、さまざまな活動を行っています。
今年は、2026年の国際女性デーのテーマ「Give To Gain」*にちなみ、ジェンダー平等に向けて、「与え(Give)、受け取り、また誰かへ返す(Gain)」ポジティブな循環を生み出すことを目指したキャンペーンを実施します。期間中は、X(旧Twitter)での参加型企画をはじめ、小川珈琲 直営店での期間限定セットメニューの提供、さらにGrounds for Health寄付対象商品をご購入いただいたお客様へのメッセージカードのプレゼントなど、さまざまな取り組みを通じて、活動の輪を広げてまいりました。