必ずしも味だけでコーヒーが選ばれているわけではありません。舌で感じる「美味しい」以外にも、美味しいには様々な条件があると感じています。
私は先日、千葉県我孫子市で開催されたジャパン バード フェスティバル2023に参加しました。このイベントではバードフレンドリー®ブレンドをドリンクとして販売しながら、認証コーヒーの魅力をお伝えしました。
バードフレンドリー®認証を受けたコーヒーは適切な価格で取引され、生産者を支援しながらも、森林伐採を防ぎ、渡り鳥の休息地を守ることができます。
「コーヒーが育つ森で暮らす渡り鳥の姿を想像しながら飲むと、なんだか清々しい気分になる。」イベントではそんな素敵な声も頂くことができました。
「飲むだけで渡り鳥の生態系を守れる。」この事実がこのコーヒーをより美味しくするのだと実感しました。
コーヒーの特徴を聞かれると、ついつい味の説明をしてしまいがちですが、お客様が一杯の向こう側を考えながらコーヒーを楽しんでいただくためにも、お客様と一番近い距離にいる私たちバリスタが認証系コーヒーの魅力を正しくお伝えし、持続可能なコーヒー文化の実現に貢献していきたいと感じました。
(OGAWA COFFEE LABOLATORY 下北沢 星野 響平)
ジャパン バード フェスティバル2023
観る、知る、触れる、鳥を楽しむ2日間。
ジャパン バード フェスティバル(Japan Bird Festival/略称:JBF)は、千葉県我孫子市手賀沼周辺にて行われる、鳥をテーマにした日本最大級のイベントです。行政・NPO・学生・市民団体などによる鳥・自然環境に関する研究・活動の発表、鳥の彫刻・絵画・写真展や、子供工作教室、船上バードウォッチングやスタンプラリーなど、お子様からご年配の方までお楽しみいただけます。