毎年、フェアトレード月間に開催される「世界フェアトレード・デー・なごや」に参加してきました。名古屋のシンボル「テレビ塔」の前に広がる芝生の公園でさまざまな団体が集結し、人・社会・環境にとってよりよい未来とは何か? フェアトレードについて考えながら、生活者と生産者が一緒に盛り上がる屋外イベントです。

 

私たち「小川珈琲」はコーヒーサミットエリアに出店させてもらったのですが、当日の朝は肌寒く、時折小雨が降るあいにくの天気。ブースの準備をしながら、「果たして、いつものような賑わいになるのだろうか?」と不安な気持ちになり、「五月晴れ」という言葉を少し恨めしく思いました。しかし、お昼を過ぎる頃からは雲の隙間から日差しが漏れ、気付けば会場にはたくさんの人たちが! 忙しくコーヒーを淹れながら、ふと空を見上げるとテレビ塔の上には青空が広がっていました。

 

このイベントの醍醐味は人とのつながり。ご来場くださったみなさまはもちろん、出店された名古屋のロースターさん、仕事でお付合いのある取引先さま、名古屋市環境局の方々、ボランティアの学生のみなさん、そして主催のスタッフの方々など、終わってみればたくさんの人たちとつながりを作れた一日となり、「フェアトレードタウン」である名古屋で、フェアトレードコーヒーを通じて共創の輪を広げられたことを本当にうれしく思います。そして、この場に来られなかった美味しいコーヒーを育て、日本に届けてくれる生産地の人たちにも感謝。「いつもありがとうございます、いつかお会いしましょう」。(第二営業部 東海流通課 増原孝文)

INFORMATION

フェアトレードタウン名古屋

「地球とのフェアトレード~地域と世界を、今と未来をつなぐ~」を合言葉に「世界」「地域」「地球」に対しフェアであることを目指し活動しています。