小川珈琲では美味しいコーヒーの中にも様々な要素があると考えています。「味」が美味しいだけでなく、安全で環境に優しく、生産者と長期的に関係を築き、お客様に美味しいコーヒーが届けられるよう、未来に繋がるコーヒーを社内のそれぞれの部門が試行錯誤し、取り組んでいます。その一つとして2009年からGrounds for Healthとパートナーシップを築き、コーヒー生産地域の女性に子宮頸がんの予防と治療を提供する活動に寄付をしています。

 

3月8日の「国際女性デー」に合わせて毎年3月をGrounds for Health月間とし、この取り組みの認知向上のためにキャンペーンを実施しています。今年は初めてGrounds for Healthの米国スタッフによる社内オンラインセミナーを開催し、活動状況の理解を深めることを試みました。この企画を通して、改めてオンラインであっても、顔を合わせながらコミュニケーションを取ることがいかに絆を深め、共感を育むことができるかを体験することができました。例えば、セミナー後のコメントで、エチオピアのクリニックで検診を終えた女性たちの画像を見ながら話を聞くことによって、よりリアルな現状に興味を持ったという意見をいただくことができました。また、Grounds for Healthの活動内容の透明性と具体性は、今後当社で取り組む支援スキームの良い参考になるのではというコメントもいただき、とても励みになりました。

 

コーヒー通じて生れた国境を超える繋がり。いつか、このような共感をお客様までお届けしたい。そんな想いで、3月は直営店にて特別メニューや施策をご用意していました。これからもこうした想いを伝え続けたいと思います。

 

(総合開発部 海外事業開発課 新倉碧)

INFORMATION

Grounds for Health月間

小川珈琲では、コーヒー生産国の女性たちがより健やかに暮らし、活躍できる社会を目指して、国連が制定する3月8日の「国際女性デー(ミモザの日)」に合わせ、毎年3月を「Grounds for Health月間」としています。16年目となる今年は、期間中ミモザをイメージした特別ドリンクの提供に加え、お客様とともに支援の輪を広げる参加型企画を実施しました。