コーヒーの基本知識コーヒーの品種

コーヒーはアカネ科のコフィア属に属する熱帯植物であり、そこには種として数多くのものが含まれる。その中で商業上重要なものがアラビカ種、カネフォラ種であり、これらが栽培や選抜によって多種多様になったものが今日のコーヒーの“品種”と称されるものです。

アラビカ種

エチオピア原産とされ、コーヒー豆の栽培種としてもっとも重要とされています。コーヒーとしての品質が優れ、コーヒー豆生産量の65%程度を占めているのが、このアラビカ種です。アラビカ種に属する品種の代表的なものは次の通りです。

ティピカ Typica

アラビカ種の起源とも言うべきもっとも古い品種です。味は広く好まれるものの、霜や病気に弱く品種改良の対象となっています。

ブルボン Bourbon

ティピカがレユニオン島(インド洋上の旧ブルボン島)にイエメンから移植され、突然変異をしたものが起源とされています。古くからの品種で、果実の粒形は小さいですがティピカよりも丈夫で収量も多いです。

マラゴジッペ Maragogipe

ブラジルのバイア州マラゴジッペで発見されたティピカの突然変異種です。樹そのものも果実も大きく、豆自体も大きいです。収量は低いです。

カトゥーラ Caturra

ブラジルが起源のブルボンの突然変異種です。矮性で比較的収量が高く、グアテマラなど中米で広く栽培されています。

ムンドノーボ Mundo Novo

ティピカの突然変異種であるスマトラとブルボンの交配種です。病害にも比較的強く、生産性も高いため、ブラジルの主要品種となっています。

カトゥアイ Catuai

ムンドノーボとカトゥーラの交配種です。樹高が低く、収穫などに都合がよいとされており、中南米で広く栽培されています。

カネフォラ種

コーヒーの栽培種のひとつでアラビカ種に次いで多く栽培されています。アラビカ種のような華やかなフレーバーには欠けるものの、成長が早く病気や害虫にも強い種です。一般に流通している品種としてはロブスタが有名で、主にブレンド用や缶コーヒー、インスタントコーヒーなどに使われています。